ビュッシュドノエルの起源は、諸説あるのですが、
一つには「キリストの誕生を祝い、暖炉で夜通し薪を燃やした」ことに由来するとも言われていますが、クリスマスがキリスト教以前の北欧の古い宗教的慣習を起源とする説も存在します。
太古の昔、火というものを知らない人類の祖先は、夜の闇を恐れおののき、暗闇の中の猛獣の唸り声が、更なる恐怖を呼び起こし悪魔・悪霊を生みだしました。
そういう人類が、火を使う事を覚えると、夜は、暗闇の世界ではなくなり、得体の知れなかった悪魔や悪霊を連想させた猛獣や野獣を追い払う事ができたのです。そういう理由で、今でもハロウィンでは、大きな焚き火をして悪霊払いをします。また、その消し炭を家内安全のお守りにしました。そういう歴史の営みの中で、消し炭は災厄をはらう縁起物のひとつとなり、特にクリスマスには消し炭が、無くてはならないものとなったのです。この縁起物の消し炭をかたどって作られたのがビュッシュドノエルなのです。
また、ビュシュドノエルには、必ずと言っていいほど「きのこ」が飾られています。
昔の人は、何も無いところから無数に生えてくる「きのこ」を食べると子宝に恵まれると考えました。
子孫繁栄の象徴である「きのこ」を飾った縁起物のビュシュドノエルは、フランスでは欠かせないクリスマスケーキとして今でも作り続けられているのです。 |